2011年1月4日火曜日

緑泥片岩と古代人

3日の「板碑」に関連して



古代人は石材である緑泥片岩を利用した一例を紹介いたしましょう。
石皿です。主に木の実を敲き石を用いて割るのに用いられたと考えます。ドングリ 栗 橡 胡桃 はしばみ 等々です。このように小型の物は特に「凹み石」と呼ぶこともあります。
大きな物は中央に擂鉢状になっていて 磨り石を用いて実を擂ったのでしょう。


飯能市の史料から転載させていただきましょう。 
(飯能市は優れた方が担当されていて 非常に親切で丁寧に史料を創っています。素晴らしいと思います。)

次は尖頭器かとも考えますが 用途は確定しておりませんが紹介いたします。


L 750mm  W 40mm  H 25mm  削ったり磨いたりして仕上げており 使用痕と思われる跡があり 手の温もりも感じられます。

次の2点はナイフ型石器かスクレーパーの類と思われます。




このように石材「緑泥片岩」は古代人に珍重されてきました。私は旧石器時代にも使用されていたと考えます。

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