2011年3月24日木曜日

R

アール
曲線
高萩三十三間堂跡からの遺物のうち須恵器の蓋が2枚あった。前回までの発掘調査では東海窯の産とあるが 使用されている「土」から南比企丘陵窯の可能性が強い。先に高岡窯の同種のものと比較すると面白い。
右が高岡窯です。指の触れる部分のRがなだらかで内側に向かっていますす。中心部も高い造りです。
それに引き換え外側にむしろ反っています。逆Rは造形上 難易度が高いといえます。微妙なRが見事です。
もう1点の方は アカヌケ(焼成時 窯の密封に漏れがあり温度が十分に上がらなかった)で 磨耗が激しく残念ですが 同じように仕上がっていたのでしょう。

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