2011年3月21日月曜日

復元

採取された遺物は丁寧に洗浄され乾燥し 繋がるところは可能な限り修復 復元される。それは同日同地点からの出土とは限らない。高岡窯の例では約一年後 ポイントも50m程違っていたことさえある。厚み 色合い テクスチャーなど肌合いでわかる場合が多い。掌に包んで目を瞑る。
なんとなく繋がるから不思議かもしれない。
成形時のへら目の繋がりやテクスチャー 風合いなどから4ピースが復元される。
中間部2個から接続する。
24時間乾燥させ 固定してから左右を接続する。そしてまた24時間 固定する。
しばらくは無理に動かさない注意が要る。

南比企丘陵窯群製の須恵器。蓋のツマミ部(高萩三十三間堂跡)です。
現在ではここまでわかりました。採取を続ければもっと繋がるかもしれません。
瓦も
接続してのメリットは 情報量が抜群に増加するということです。
ピースが離ればなれで 寂しいでしょうという気遣いもありますが・・・・

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