2011年3月10日木曜日

掻器
そうき と読みます。主に革のなめしに使います。

石材が違う物はかなりの数を所持しておりますが 「黒曜石」となると事情が異なります。
春になったら 浅間縄文ミュージアムに伺って 堤博士のコレクションを拝見しますが その時の楽しみの一つではありましたが
42mmの本格的な「黒曜石製 掻器」です。一部に欠けた部分があるものの立派な物です。
白幡遺跡の何時ものフィールドに隣接する畑に露呈しておりました。その畑は現役ですから間も無く作業に入るでしょう。間一髪で間に合った。そんなかんじですね。
発見した時は目を疑いました。そして身体が動きませんでした。
こんな畑ですよ。
足跡は私が採取に入った跡です。道路から6mの地点でした。
耕作作業で上部に浮いてきたとすると浅いのかもしれません。黒曜石分布地点が80mに亘っています。白幡遺跡の規模は想定より大きいのではないかと思われます。
分布調査で採取できるとは想定外のこと。しかも待っていてくれたようにあるのですから・・・

言葉に詰まります。

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