2011年4月2日土曜日

アメリカン
NYで飲んだアメリカンと日本に戻ってから銘店といわれる店で出されたアメリカンとでは 全くの別物だ。その土地の名物は 空気感と景色や雰囲気に左右されて味に反映することは良くあることだ。しかしこのアメリカンだけは違っていた。
日本はお湯で薄めてアメリカンとして提供していたのだ。アメリカンは本来「白色タイプ」と言われる水分の含有量の少ない生豆(水分10%前後まで)を浅煎りしたものだ。主にパナマSHB コロンビア・マラゴジッペ ベトナム・アラビカなど「A」タイプの生豆を「ミディアム」または「ハイ」で焙煎したものだ。

パリのカフェで養親とメシアンさんにご馳走になったものはフレンチタイプでイタリアンの手前の深入りだった。メシアンさんはウィーンに美味しい店があることを教えて下さった。それはエドショーの直営店であった。これが我々のお手本となる製品を作っていた。現在はチボーに吸収されてしまったが。エドショーの味は田口さんの店 東京 山谷にある「カフェ・バッハ」で味わえる。またメシアンさんにご馳走になったサンジェルマン・ドゥ・プレのカフェ・ドゥマゴは日本に直営店があり これはいただいたが全くあの味そのものだ。ちなみにここのバタールは私のベストスリーに入る。ギャルソンがチョト違うのがおしいがね。

田口さんの焙煎システムで焙煎すればコナ(ハワイ島)がキリマンジャロを凌ぐと思う。面白くなってきた コナはまだまだ未開の豆である。ドトールの会長が畠を作って10年ほどになるが泣かず飛ばずだと思う。ドトールで試したがまだまだであった。

面白くなってきた。

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